Develosil 製品一覧・逆相カラムの選定

Develosil製品案内

親水性相互作用クロマトグライフィー(HILIC)用カラム

Develosil ANIDIUS

Develosil ANIDIUSは親水性相互作用クロマトグラフィー用に設計されました。逆相クロマトグラフィーでは保持できないような高極性化合物の分析に最適です。

  • ●逆相クロマトグラフィーとは異なる溶出パターン
  • ●自社合成試薬を使用した新規充填剤を採用(化学結合型)
  • ●有機溶媒と水もしくは緩衝液の移動相を使用
Develosil ANIDIUSは逆相系と溶出順序が逆転します。
流速とカラム圧力の関係

下記条件において流速と圧力の関係をプロットしました。流速を上げると圧力は上昇し、比例関係にあります。Develosil ANIDIUSでは有機溶媒濃度を高い条件に設定するので通常使用する流速(0.5〜1.0ml/min)では低い圧力で分析することになります。

Column Develosil ANIDIUS
Size 4.6x250mm
Mobile Phase Acetonitrile/5mM Ammonium Formate(pH3)=90/10
Temp. 30℃
Detector UV254nm
Sample Cytosine
流速と理論段高さの関係

流速と理論段高さをプロットすることで最適流速が判断できます。理論段高さ(HETP)は理論段数の逆数であり、この値が小さいほど性能が出ていることになります。しかし、固定相中での広がりなどにも注意をする必要があります。

Column Develosil ANIDIUS
Size 4.6x250mm
Mobile Phase Acetonitrile/5mM Ammonium Formate(pH3)=90/10
Temp. 30℃
Detector UV254nm
Sample Cytosine

逆相用カラム(ODS)

Develosil ODS-UG,ODS-HG,ODS-MG

一般分析用として最も汎用性の高いカラムです。
移動相が酸性の場合にはODS-HG を,アルカリ性の場合にはODS-UG をお使い下さい。
また,ODS-MGはODS-UG・ODS-HG よりも保持が大きくなり,水の多い移動相でも十分な保持を示し,高極性化合物の分離も可能になります。

主な特性
  反応試薬 ODSの
結合密度
炭素含有量 シリカ基材の表面積 シリカ基材の細孔径 エンドキャッピング
ODS-UG
一反応性 3.2μmol/m2
18% 300m2/g 14nm ダブル
ODS-HG 三反応性 3.4μmol/m2 18% 300m2/g 14nm ダブル
ODS-MG 二反応性 1.6μmol/m2 15% 450m2/g 10nm ダブル
Develosil PAHS

Develosil PAHSは多環芳香族炭化水素(PAHS)分離用カラムです。
結合密度の高いポリメリックODS固定相であるため立体選択性が高く,PAHSサンプルに限らず異性体の分離が可能となります。

主な特性
  ODSの
結合密度
炭素含有量 シリカ基材の
細孔径
エンドキャッピング
PAHS 4.5μmol/m2 23% 12nm ダブル
Develosil ODS,ODS-K,ODS-N,ODS-P,ODS-A,ODS-T
主な特性
  ODS試薬 炭素含有量 ODS導入率 エンドキャップ
ODS 一反応性 20% 3.0μmol/m2 シングル
ODS-K 一反応性 19% 2.8μmol/m2 シングル
ODS-N 一反応性 17% 2.2μmol/m2 シングル
ODS-P 一反応性 11% 1.2μmol/m2 シングル
ODS-A 三反応性 19% 3.4μmol/m2 なし
ODS-T 三反応性 20% 3.4μmol/m2 シングル

逆相用カラム(ODSを除く)

Develosil C8-UG ,TMS-UG ,Ph-UG ,CN-UG

ODS を除く汎用性の高い逆相用カラムです。それぞれ一反応性の試薬を用い,ダブルエンドキャッピング処理を施しています。固定相の耐久性はアルキル鎖長および結合密度により異なり,TMS-UG よりもC8-UG,C8-UG よりもODS-UG(C18) の方が耐久性が高くなっています。シリカ基材:平均細孔径14nm ( 140Å ),比表面積300m2/g 。

主な特性
  反応試薬 炭素含有量 エンドキャッピング
C8-UG 一反応性 11% ダブル
TMS-UG 一反応性 4.5% ダブル
Ph-UG 一反応性 8% ダブル
CN-UG 一反応性 7% ダブル
Develosil C8 ,TMS ,PhA ,Ph ,CN ,NH2

Develosil C8,TMS,PhA,Ph,CN,NH2旧タイプの充填剤をパッキングしたカラムです。上記のUG シリーズとは異なり,エンドキャッピングはシングル(NH2はなし)で処理をしております。

主な特性
  炭素含有量 エンドキャッピング 基材
C8 12% シングル Develosil 100
TMS 4% シングル Develosil 100
PhA 11% シングル Develosil 100
Ph 9% シングル Develosil 100
CN 7% シングル Develosil 100
NH2 3% なし Develosil 100

PhA(フェネチル基)とPh(フェニル基)の違い
PhAはPh に比べ炭素原子を2個多くもっています。したがって疎水性が増加する傾向
にあり,フェニル基がシリカ表面と炭素2個を介して結合しているため溶質との相互作用が起こりやすくなります。Phはシリカ表面にフェニル基が直接結合しています。

アルキル鎖の短い固定相やフェニル基を有するODS を除く逆相用固定相はODS とは
異なる分離挙動を示すので使い分けが有効になる場合があります。

生体高分子用逆相カラム

Develosil 300ODS-HG ,300C8-HG ,300C4-HG ,300ODS-UG

タンパク質,ポリペプチドなどの生体高分子試料の逆相分離用カラムです。ワイドポアシリカ基材にDevelosil ODS-HG-5と同様の表面処理を行いました(300ODSUGはODS-UG と同様)。主に酸性移動相では300ODS-HG をアルカリ性移動相には300ODS-UG をご使用下さい。ポリペプチド(分子量>20000)分離にはODS,C8,C4 をタンパク質分離用にはC4 が最適です。

ポリペプチドとタンパク質の分離
ポリペプチドの分離 タンパク質の分離

逆相用カラム(C30)

Develosil C30-UG ,RPAQUEOUS ,RPFULLERENE ,Combi-RP ,RPAQUEOUS-AR

C30系固定相シリーズはトリアコンチル基を主成分とするアルキル鎖を有する固定相です。水100%移動相でも保持の再現性があるC18固定相はオクタデシル基の結合密度を下げ,極性の高いエンドキャッピングを施したり,アルキル基の根元に極性基を埋め込んで,極性を上げています。しかし,固定相の疎水性が低下しているため,保持が小さくなり,耐久性が低下するという欠点があります。C30系の固定相では極性基を含んでいないため,保持が大きく,高い耐久性をしめします。

主な特性
  反応試薬 炭素含有量 エンドキャップ
C30-UG 一反応性 18% ダブル
RPAQUEOUS 一反応性 18% ダブル
RPFULLERENE 一反応性 18% ダブル
Combi-RP 一反応性 18% ダブル
RPAQUEOUS-AR 三反応性 18% ダブル

C30系固定相の主な使い分け
一般分析用・・・C30-UG
水溶性化合物用・・・RPAQUEOUS
フラーレン分離用・・・RPFULLERENE
コンビナトリアルケミストリ用・・・Combi-RP
耐酸性水溶性化合物用・・・RPAQUEOUS-AR

順相用カラム

Develosil 30 ,60 ,100 ,CN ,NH2

Develosil 30,60,100のシリカゲル固定相はシラノール基が,Develosil CN,NH2化学結合型はアミノ基,シアノ基が極性基として作用し,順相系の保持挙動を示します。

主な特性
固定相 平均細孔径(nm) 細孔容積(mL/g) 比表面積(m2/g)
Develosil 30 3 0.5 650
Develosil 60 6 0.75 500
Develosil 100 12 1.0 350
シリカ固定相の比較
Develosil シリカゲル固定相30 、60 、100 の分離比較

ゲルろ過用カラム

Develosil 100Diol ,300Diol

細孔径12.5nm(100Diol用) ,25nm(300Diol用) のシリカ基材にグリセロプロピル基を化学結合させたゲルろ過クロマトグラフィー用カラムです。タンパク質・酵素をはじめ水溶性高分子のサイズ排除クロマトグラフィーとして分析が可能になります。
また,100DiolはHPFA にも用いることができ,ゲルろ過クロマトグラフィー以外の用途にも使用できます。

HPFA=High-performance Frontal Analysis
・・・非結合型(浮遊型)薬物の濃度測定法

参考文献

Determination of Unbound Concentration of Hydrophobic Drugs in Albumin Solutions by High-Performance Frontal Analysis Using a Diol - Silica Column .
Akimasa Shibukawa, Chikako Nakao, Takeshi Sawada, Akira Terakita, Noritsugu Morokoshi, Terumichi Nakagawa.J.Pharm.Sci.,83 [1994] 868-873